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呼吸についての若干の考察

これも4年前夏に考えていたことである。
でも、演劇的訓練をしたことがある人たちなら誰でも知っていることでしょうね。





             <2012 7月 了>
さて、呼吸を意識してみましょう。

簡単なことです。

まずは、床か椅子に座ってみます。

そして、息を吐きながら立ち上がってみます。

なんか変な感じがしませんか?

次に、立ったまま、息を吸いながら床や椅子に座ってみましょう。

やっぱり、何か落ち着かないような変な感じでしょう。

そうです。呼吸が逆なんです。人は、息を吐きながら座り、息を吸いながら立ち上がっているんです。

同時に、何か連続して次の動作に移る前には、一瞬息を止めて、溜め込んで、動作の瞬間を待っているものなのです。

これが呼吸の基本。人は、息を垂れ流すことはないんです。

ここまで理解できると、例えば役者が嘘の演技をしていると、すぐに見抜けるようになります。

演技者が嘘をつくということは、呼吸が嘘をついているんです。

ついでですから、例えばポルノ映画で、女優が最初から最後まで大声で喘いでいるようなシーンは嘘です。クッと息を詰める瞬間がなかったら、感じることなんて出来ませんし、そんな演技を見ていても、少しも色っぽさを受け止めることなんてできません。

本日は、呼吸についての基本の講義でした。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・。

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