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5年前から、私は、水槽でミナミヌマエビを飼い始めた。それまでは金魚(ランチュウ・オランダ獅子頭・東錦など)や熱帯魚(ディスカスやティラピア、エンジェルフィッシュなどなど)を若い頃からずっと飼育してきていた。くつろいだときにエアポンプが醸し出すボコボコという泡の空気音が好きだったからだ。でも、最後にはメダカとミナミヌマエビなどに行きついたということだ。それからずっと彼らと一緒にいる。いやぁ、エビとメダカの宇宙は覗いていても面白いし、何よりも手があまりかからないのがいい。           外の池には、金魚すくいで持って帰った和金が卵を産んで育ち、群れを成している。

<2012 6月 了>

寒い冬を越えて、池のマツモは次第に再生のときを迎え、勢いを増して日々成長しています。原発事故の影響か、ずっと気温が上がらなかったんですが、例年の一ヶ月遅れで産卵された蛙の卵も、おたまじゃくしになって、来月の満月の夜辺りに池から巣立っていくことでしょう。

さて、我が宇宙「日ノ本」。ミナミヌマエビはどれもが順調に育ち、すでにその女王卑弥呼は、次の世代をその腹に宿しています。タニシ、イシマキガイは、動きを活性化させ、水を浄化してくれています。

水温がそこそこに上がって、宇宙は実に平穏なる調和状態が保たれているのです。

この平和を維持するために、我が宇宙には、いくつかの厳然としたルールがあります。これは絶対の掟ともいえます。

まず、どこやらの国のように、為政者自らを利するために、太平洋を越えた他の宇宙との「朝貢外交」はしません。日出る処の天子、日没する処の天子に・・などと見栄を張ることもないし、多くの貢物を持参して、外圧の支えを願うこともありません。独立独歩、自給自足が大原則です。

内なる貴族やその一族が、自己都合の目的によって予算に群がることもありません。

御用マスコミ、御用学者を使って、互いに利益共同体となり、ゲッペルス的情報操作を駆使することもありません。

様々な制度を設計し、運用したら、その結果に対しては、例え天災であろうとも責任を負い、潔く振舞います。責任から逃げ廻ることはありません。

決められないことは、どこかに恣意的で独善的な意図が組み込まれているとして、その理由を原点に立ち戻って検証します。

その掟を守り抜くことで、我が宇宙の21世紀的調和が保たれていきます。

我が宇宙を維持する租庸調は、民が生き抜くことで自ずともたらされる成果を充当するのです。ですから民もまた
餓鬼道に落ちたように欲しがることもないのです。

ここで改めて宣言いたします。我が宇宙は、赤信号みんなで渡れば怖くないという、どこやらの国に蔓延する末法思想を、断固として否定いたします・・・



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