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参議院選挙の夏



一昨日、参議院選挙が告示された。7月10日投票だという。

2年前の衆議院選挙の後の流れを振り返ると、政治というのはかなり(権力を持つ者によって)恣意的な展開が為されるものだということが実感である。
数を得る為に卑劣なまでに手段を択ばず、それ故、数を得た者が独断専行する国となってしまったのが、おそらく今の日本の現実なのだろう。そこそこに優秀な官僚制度も、人事権を握られてしまえば無力化することまで明らかになってしまった。マスコミの萎縮とへつらいもより深く進み、3年経っても民の期待に応える成果もない明らかに失政の政策さえも、表立っては批判もされないのだ。素晴らしきかな日本の民主主義である。

今回から、18歳以上の若者にも参政権が認められた。新しい民主主義を考えるにはいい機会となる。

政治に対して、民主主義を守るために最低限必要なこと。それは、奴隷ではなく主権者である私たちにとって、たぶんたった一つの意志表示なのだと思う。

前回の国政選挙から今日までの数年間で、あなたは、幸福な生活ができましたか?飢えることなく暮らせましたか?笑い合いながら働ける場所はありますか?

Yesなら現政権を支持すればいい。Noだったなら遠慮なく野党勢力に1票を投じればいいのだ。

我慢することはない。誰かに義理立てをすることもない。あなた自身や、あなたの家族を守るために、あなた自身がきちんと意志表示しておくことが大事なのだ。

あなたを守るためには、あなた自身の判断した意志表示と行動しか守り抜く術はないのだから。それが民主主義の基本である。

もしあなたが、「どうせ私の1票なんて無力なんだから」と、そう考えただけで、あなた自身の幸福の追求は、誰かも判らぬ他人任せになってしまうのだ。

民主主義においては、主権者である私たちは卑屈になることなく我儘を貫けばいい。1票欲しさに頭を下げるべきなのは、政治を託される者たちの義務でもあるのだから。

だから、みんなで、みんな揃って、7月10日には、YesでもNoであっても、我儘を言いに投票所に向かいましょう。
それが、あなたの生きるこの先数年間の日本を良くして、同時に何よりもあなた自身を幸せにする最初のステップになるんです。




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