11月19日。先週のエリザベス女王杯に続く快晴の京都競馬場。
マイル路線を目標とする馬たちが揃ったが、私の結論には少しも迷いがなかった。
このブログに眼を通してくれている方なら、私自身がエアスピネルとイスラボニータをずっと応援していたことをご存じだろう。
それに、3歳の皐月賞2着馬ペルシアンナイトと、京都での適性実績が少しばかり気になるがサトノアラジンも抑えておこうと決めていた。武豊の路上キスや調教中の負傷が影響したのか、エアスピネルは直前にR.ムーアへの騎乗交替となってもいて、それでどんな走りを見せるか大いに興味もそそられていたのである。軸はこの馬だ!
どう考えても、何のアクシデントもなかったなら、最後の直線ではムーア、デムーロ、ルメールの揃い踏みの叩き合いになるだろう。そこに川田将雅が差し届くかどうか。好位からエアスピネルとイスラボニータ、ペルシアンナイトはミルコの必殺技のイン攻撃か。サトノアラジンは直線いっきだろうが、坂のない京都ではトップギアに上げる勝負の瞬間をよほど的確に掴まないと追いすがれないだろう。午前中からレースの瞬間を楽しみにして過ごしていた。
ところがである。昼前に急用の連絡があり、どうしても出かけなくてはならなくなった。できるものならトボケタイとも思ったが、浮世の義理でそういうわけにもいかない。とりあえずGCのレース録画を予約して、パドックも生(ナマ)で見られないなら、ほんの少しだけ購入しておいて、もし運良く間に合うようなら急いで家に帰って買い足すことに決めて、後ろ髪を引かれる思いで着替えて外出した。
結局、用事は夕方過ぎまでかかり、家に帰りついて録画画面を見た。
直線、ムーア・エアスピネルが抜け出し、ゴール前にイン攻撃から抜け出して来たデムーロ・ペルシアンナイトが迫って、エアスピネルが最終最後に脚勢を弱めた瞬間に差し切っていた。エアスピネルは強い競馬をしたが、G1にはほんの僅か届かなかった。
ゴール前の攻防は見応えがあったと思う。
この結果に、何故、よりによって今日、浮世の義理を果たしに出かけなくてはならなくなったのかと恨めしく、つくづく自分の運気の弱さを感じた次第である。タラレバだが、あのまま午後にゆっくりとレースを見守れたなら、納得できる勝負ができたのに・・・。ほんのチョイ抑えになってしまった・・・。誰を恨むのでもなく、ただただ運気の弱さを嘆くばかり・・・。
まあ、こんな日もある。それもまた競馬の日々だろう。それにしても・・・。
それにしてもはまだある。結果からすると、3歳馬は、ペルシアンナイトが勝ち、上り馬サングレーザーが3着、桜花賞馬レーヌミノルが4着で、5着はイスラボニータだったから、掲示板には3頭が名を連ねた。古馬がだらしなかったのか、3歳馬が強いのか、結論はもう少し後にしたい。
今週末は、JC。ネクタイを締めて、いざダービールームへと、向かう予定である。
急用が生まれたとしても、今週末はすっとぼける予定である。
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