<2014 3月 了>
雪に閉じ込められることが多かったこの冬、時間があったので自家製「ちゃんこ」に挑戦してみました。
いえ、以前にたまたまかかっていたTV番組が、両国界隈の料理屋特集で、何気なく眺めていたら、両国の老舗の「ちゃんこ」鍋がUPされたのです。
「おや、これなら」と思いました。これなら簡単じゃないかと。
手間をかけずに作るのなら、「めん汁」を使ってしまえば良いんです。本格的なら、だし汁作りからですが、サッと仕上げるなら、好みの「めん汁」を、温蕎麦の汁より少し濃い目に仕立てみます。おいしそうに見せるのなら、少し凝った土鍋や鉄鍋を使うと料理の高級感が出るようです。
ここまでやって、次は、鶏肉のつみれを作ります。フードプロセッサーがなければ、まな板の上で、鳥の胸肉(3人分で400gほど)をひき肉にするように丁寧に細かくしていきます。鳥胸肉は安価ですので安心です。あっ、鳥のひき肉でも良いでしょうね。
細かくなったら、少々の塩(味の尖ってない塩が良いでしょう)や適量のおろし生姜、みじん切りのネギを加え、肉を包丁で叩きながら混ぜ合わせ、その後にボールにでもとって、生卵一個と適量の小麦粉やパン粉を加えて練り込みます。するとつみれができます。
後は、豆腐や糸こんにゃく、シイタケ、ゴボウ、ネギ、白菜や、もやし、油揚げ、魚類などお好みで用意したものを鍋に入れて煮立てますが、野菜類は、一度湯通ししておくとひと煮立で食べられます。(写真は水菜ですのでその必要はありません)この手間はかけた方が良いでしょう。煮込み過ぎない方がおいしいのです。
私の場合は、あまりゴチャゴチャと野菜が入るのは好みではないので、豆腐、シイタケ、糸コン、水菜、あれば新鮮な魚の切り身程度にしています。それに一味唐辛子も忘れません。
土鍋を煮立てて、炊き上がったら、ボールにとっておいた鳥つみれをスプーンなどで一口大に掬って、一個一個鍋に入れて行きます。(今は少し工夫して湯通しの方法で、別鍋で先につみれを作ってしまいます。先に作っておいたつみれを煮立った鍋に入れます。その方がおいしいのです)そして煮立ったら、豆腐などを加えて、蓋をしてひと煮立ち。
できたなと判断したら、蓋を開けて見て下さい。湯気がホワーッと立ち込めて。具材が鍋の中で輝いています。
簡易コンロを用意して、弱火でコトコトさせながら、ゆっくりと酒を味わうも良し。家族と一緒にフウフウ言いながらたらふく召し上がるのも良し。湯気の中、一人思索に耽りながら宵闇を楽しむも良し。
体がドンドン温まって、思いの外満足感に浸れること請け合いです。一度やってみたら如何でしょうか?お勧めです。
最後の仕上げに、うどん(そのまま鍋に入れてもうひと煮立ち)か雑炊(溶き卵と小ネギか分葱のみじん切りがあれば最高です)も乙なものです。
鳥のつみれができたなら、次には、新鮮なアジやイワシを使って「ナメロウ」もできるようになりますよ。これもまたお酒や温かいご飯には嬉しくなってしまいます。一度贅沢に鯛でやってみようかとも思ってますけど。
さあ、今日から貴方も一家のシェフや料理人となってみましょう。人生には味覚が開く新世界があるのです。
それでは、またお会いしましょう。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・。
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