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2017 朝日杯フューチュリティS~阪神・芝1600m 人気上位馬の決着


12月17日。良馬場の阪神競馬場での2歳マイル王決定戦。その傾向が、阪神競馬場での朝日杯フューチュリティSというレースの存在意義を決定づけたと言える。

12月28日に今年最後のG1戦として第1回ホープフルS(芝・2000m)が装い新たに生まれたことによる影響だろう。となると、年度の2歳チャンピオン牡馬は、これまでのように朝日杯を勝った馬が自動的に選ばれることはなくなり、このレースとホープフルSのレース内容が、きちんと質的に評価されることになっていくに違いない。

となると、マイラーとしての2歳牡馬の前哨戦の内容を見極めれば、勝ち馬推理を的中する近道となるはずだ。

今年の場合には、10月のサウジアラビアC(東京・芝1600m)と11月の京王杯2歳S(東京・芝1400m)が、幸いにして10月中旬以降から月末までの大雨の影響を受けることもなく、力量通りに決着したこともあって、大いに参考にできるトライアルとなった。

となれば、あとはGCでの最終追い切りを冷静沈着に(余計な欲を込めることなく)確かめればいい。

今週も録画した追い切りを見たのは土曜だった。
まあ、ほぼ人気サイドで決まるだろうと予感していたので、推理の迷いがなかった所為もあるだろう。サウジアラビアCで魅せた先行抜け出しの川田ダノンプレミアムの力は非凡だったし、直線で16番手から2着に追い込んできたロードカナロア産駒ルメール・ステルヴィオ(朝日杯では弟デムーロが騎乗する)の脚も魅力的だったし、また京王杯2歳Sを圧勝したルメールタワーオブロンドンもその素質を十分に見せつけていた。

何事もなければこの3頭で決着するレースとなるだろう。それでも一応穴馬を1頭は探そうと最終追い切りを眺めた。選んだ3頭の気配は充分に思えた。でもこれではあまりに人気サイドで気分が乗らない。もう1頭人気薄の馬を探そうとすると、浜中カシアスが目についた。それなりの気配を示していたし、京王杯2歳Sでも先行してタワーオブロンドンの2着を確保していたのに、どうも人気がないようだ。人気の盲点を突く裏街道は、捻くれ者である私の好みでもある。

最後の難題は、ではダノンプレミアムとタワーオブロンドンのどちらを軸に選ぶかということだが、それはレースまでに決めればいいと考えた。

日曜の午後。阪神10R準オープン戦の元町Sが朝日杯と同じ1600mで組まれていた。4歳牝馬和田竜二ミエノサクシードが1分33秒8で勝ち抜いたので、本番はおそらく1分33秒前半で決まるだろうと予想した。

パドックで最初に目についたのはステルヴィオだったが、ダノンプレミアムもタワーオブロンドンもどっしりと落ち着いて歩いていた。穴に狙ったカシアスも予想からは捨てがたい状態だった。

で、どうする?ダノンプレミアムから馬連3点にするか、タワーオブロンドンから馬連3点にするか?どっちが強いかは今日決まるのだし・・・。

この日は迷わなかった。迷う体力もなかったので、いつもの方法にこだわらず、馬連は5点にして、その代わりに3連単の1着にダノンプレミアムとタワーオブロンドン、2着にステルヴィオ、3着にダノンプレミアムとタワーオブロンドンとカシアスを入れたフォーメーションならわずか4点だから、それを付け加えておこうと決めたのだ。

各馬ほぼ好スタートから隊列が決まる。川田ダノンプレミアムはいつでも降りなく抜け出せるように好位3番手を確保した。カシアスはその外に並んだ。、それを見ながらルメール・タワーオブロンドンが馬群の中にいた。そして中団後方の外にC.デムーロ・ステルヴィオが追い上げる瞬間を待っていた。

ホームストレッチの坂。すでにダノンプレミアムが抜け出していた。
坂では2番手辺りのの外でカシアスが追いすがっていたが、坂を上り切って力尽きた。

坂を上り切って、外からステルヴィオが33秒8の脚で豪快に追い込んできた。インからタワーオブロンドンも伸びてきた。しかしダノンプレミアムは33秒6の上りタイムで危なげなく突き抜けていたのである。

タワーオブロンドンは距離適性が短距離の馬かも知れない。ステルヴィオは府中でこその馬に成長するだろう。果たしてダノンプレミアムは、マイル王に君臨するのかあるいはクラシックディスタンスを鮮やかにこなす馬に成長を遂げるのか?折り合いに少しも心配がないような印象なので、期待は大きいのではないだろうか?次にどこに登場してくるかによって、厩舎の方針も明らかになるはずだ。

週末はクリスマスイブの有馬記念。キタサンブラックのラストレースだ。
果たしてどんなドラマが待っているのか?興味は大である。


1着            ダノンプレミアム  牡2 55.0 川田将雅     1:33.3  (上り3F) 33.6
2            ステルヴィオ       牡2      C.デムーロ 1:33.9   3 1/2     33.8
3                タワーオブロンドン 牡2      C.ルメール 1:33.9   クビ       34.0
4               ケイアイノーテック  牡2      幸英明       1:33.9    ハナ      33.8
5               ダノンスマッシュ    牡2       福永祐一    1:34.0   3/4     33.8

ハロンタイム:12.6 - 10.8 - 11.8 - 12.0 - 12.1 - 11.3 - 11.0 - 11.7
上り:           4F 46.1 - 3F 34.0

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