いやはや変な10月の始まりとなった。
10月4日の早朝。突然、身体の不調に見舞われたのだ。朝7時の時点で、体温が38℃に上昇し、左の背中が痛く、倦怠感に襲われてやる気も何も起こらず、気分は沈んだままだった。風邪かひょっとしたらインフルエンザかと疑ったが、寒気はなく、どうもそんな風には思えない。
9時開始の診察時間に合わせてつれ合いにかかりつけの病院まで送ってもらった。足元がふらついて車の運転に自信を持てなかったのだ。
診察が始まって、主治医に状況を伝える。すぐに血液検査とCT検査を指示された。
患者の身で僭越だったが、個人的には何らかの内臓疾患を疑っていた。そうでなければラッキーと思っていた。
血液検査の結果は今日の夕方までには判明するが、CTの画像は検査が終わればすぐに主治医のデスクのパソコンで確かめられるし、画像の写真も診察室に届けられてくる。
結果を教えられるまでは、こんな私でも多少は緊張を覚えたが、幸いにも明らかな異常は画像では確認されなかった。でも全身を襲う症状は確実にある。何よりも生気のない表情と足元のふらつきが、そのことを証明していた。
このまま血液検査の結果が出るまで病院で待つのは身体が持たない。訴えるような視線を向けると、女医である主治医は、「血液検査の結果は私が見て、何かあったら連絡するから、今日は安静にしていてね」と言った。
従うしかなかった。
帰宅して翌朝までベッドで横になっていた。アセロラドリンクやトマトジュースを飲んで、喉を潤した。朝9時前に主治医から電話があった。検査項目の大方は正常値であったが、白血球の数値が3万近くまで上がっていたという。正常値は9000ほどらしい。と言うことなら、身体のどこかに炎症があり、地球防衛軍である白血球が闘っていることになる。
取り合えずまた病院に向かった。今日は何とか運転できた。昨日より少しだけ楽な感じがした。
とは言え、診察を受けても原因がはっきりとして確定診断となることはなかった。まだ原因不明のまま週明けに再度血液検査をすることになった。左の背中の痛みは続いていた。
こんな調子で、土曜はサウジアラビアロイヤルC(2歳マイル戦G3)が1分32秒7のレコードタイムでサリオスが快走したのも流し目でTV画面を追っかけていただけだった。
(----この項②に続く)
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