ようやく寒気を覚える気候になってきました。 で、夜の晩酌が進む料理を作ってみました。私の出生地である西三河地方の庶民の郷土料理です。 若い頃、私は三河の田舎風土が嫌いで、あまり食べなかったのですが、今は好きな料理となりました。不思議なことです。 簡単・格安な健康食なので、一度チャレンジしていただけたら幸いです。 「煮味噌」と彼の地では呼びます。 スーパーMなどで赤だしの味噌を用意してください。(それぞれの地域で好まれる味噌は違いますが、本場の八丁味噌はまた格別です。この豆味噌を作るときに樽の上部に溜まるのが、たまり醤油です) 具材は、油揚げ、白菜、大根、玉ねぎ、キノコ類、こんにゃく、豚バラ肉(細切れでもOKですが、バラ肉の方が何故かおいしいのです)油揚げは少し多めに用意してください。 野菜類は小指大に切り揃えます。 あとは、鍋や土鍋に水を張り、出汁昆布を加え、具材を並べ、そこに赤だし味噌を塊りで置いて、あとはグツグツ煮込んでたぎらせたら完成。味噌の加減は、みそ汁よりも3割ほど濃いめにします。 私はほのかに甘いのが好みなので、味醂を大匙一杯ほど加えています。 煮込みながら味わうなら、足らなくなった野菜は補充して煮込んでいけばいいのです。 いかがでしょう?そこそこ楽しめましたでしょうか? 一度赤だしの味噌で味わって、こんなものかと解ったなら、次には皆さんの好みの味噌で応用されてみると、それはそれで味の違いが楽しめます。 それではまた、サヨナラ、サヨナラ・・・・。
明けて10月13日。 台風一過の朝で、青空も戻ってはきたが、台風19号の巻き起こした水害被害の状況は、山では大雨による土砂崩れ、平地では河川の氾濫という形で次第に明らかになってきた。ほんの小さな沢が轟音を立てる濁流に変わって流れ続けていたのを直視していたので、自然を制圧管理したかのような人為的治山治水は、大自然の威圧威力の前には空しいまでに無力であると、平伏すような思いに駆られた。 しかし今日京都では、2歳牝馬最後のクラシックレース秋華賞が、それでも開催される。とにかく家の周囲だけは見回して、大雨に耐えているかを確認して、机の前に戻った。何がどうなっているのか不明なので、念のため車での外出は控えた。 (後で知ったのは、普段使う道では、林道のわきの崖が1か所水に流されて崩れ通行禁止となった。幸いにもそこは町に降りるときに通過する場所ではなかったので、最悪の事態とはならなかった。昔から住む人たちからは、あそこは山が動いている場所だと聞いたことがある。そこに道を通しているのだから、山が歪んだ場所なのだろう。他にも周囲の山の道では多くの場所で崩れたところがあると知った。いずれにせよ先人の記憶による知識は尊いものだ) 午後、刻々と伝えられる大規模な水害被害のTV画面に、100年に一度や1000年に一度の大災害は、私を含めた人間は「それはきっと起こるかも知れない。でも自分が生きている間にはたぶん起こらないに違いない」と、傲慢な楽観にすがって暮らしているのだろうなと思うと、少しばかり心が寒くなって、机の前に戻った。 外出を控えたので、ネット競馬新聞を購入。1Rが60円である。ダウンロードして印刷。京都・秋華賞と特別戦の出馬表は揃った。 9R。秋華賞と同じ2000mの2歳戦の紫菊賞。エピファネイア産駒松山ロールオブサンダーが2:03.4で勝った。前半5Fは63秒2。馬場は稍重まで回復していた。 となれば、3歳牝馬のG1戦なら、今日の馬場で1分59秒後半の闘いになるだろう。そう判断したのだが・・・。 秋華賞のゲートが開いて、1コーナー過ぎまでの攻防。福永ビーチサンバがこの日の秋華賞の様相を決めた。戦前におそらく逃げるだろうと目されていたルメール・コントラチェックに先頭を譲らず、自らレースを支配するペースを創ったのである。こんな意地を主張す