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4月, 2017の投稿を表示しています

2017 皐月賞・中山芝2000m~やっぱりな

何となく先週末は慌ただしかった。 土曜の午後に、11Rのメインレース扱いとなった中山GJをTV観戦。もはや障害馬として大成した印象のある石神深一オジュウチヨウサンに何の不安も感じられず、勝つのはこの馬だと決めて応援した。オジュウチョウサンの特徴は、ただただジャンプが好きで、ジャンプすると普通の馬は消耗するのが常なのだが、この馬だけはジャンプをすると逆に元気バリバリになるのだという。 平地レースでの実績はなかった馬だが、障害馬として新境地を開いた。特筆すべきセールスポイントがひとつあれば、幸運に出会えるというドリームを掴んだ馬だったのだ。 昨年の中山GJから6連勝、その勝利には暮れの中山大障害と今年の中山GJが含まれているのだから素晴らしい。 この日、一昨年の中山大障害馬で昨年の大障害でも2着を確保した林満明アップトゥデイトとの馬連が、2倍を切るオッズだった。何となくだが、どうもこの組み合わせでは今日の中山GJは決まらないと思えてならなかった。いや、それほどの根拠はなく、競馬は勝負事だと考えると、2着には別に勝負に絡もうとする馬がいるのではないかとそう閃いたのだ。 で、私は、内から平沢健治タイセイドリーム、難波剛健サンレイデューク、高田潤ルペールノエル、念のために林満明アップトゥデイトの馬連4点でレースを見守ることにした。 アップダウンの激しい4250m(そこに大竹柵と大土塁がある)。しかしオジュウチョウサンの飛越は実に安定していた。石神深一の騎乗も、自信が漲って馬と一体化していて、実に堂々としていた。結果は楽勝の勝利。 3コーナー過ぎから勝負を賭けて来たのは、難波剛健サンレイデュークで、林満明アップトゥデイトが離された3着。4着は平沢健治タイセイドリーム、5着は高田潤ルペールノエル。 私は、1着馬から2、3、4、5着の馬の馬連を買っていたことになった。私にしては珍記録だった。 夕方からは、私用をあれこれ片づけて、ついでに皐月賞の最終追い切りを確認して過ごし、翌朝は5時過ぎに目覚めて、新聞に眼を通しもした。 朝8時半のレッドアローに乗った。今日は、気分を変えて所沢までにした。各駅に乗り換えて隣の新秋津で下車。武蔵野線の秋津まで歩いて、生まれて初めて秋津から船橋法典に向かった。東京競馬場のある府中本町までなら何度も乗っているの

ふと気がつくと~花いっぱいの季節

ハーブからスノーホワイトまで、まだ枯葉の残る庭先に出てみると、いつの間にか、そこかしこに花々の姿が見られるようになっています。 わずか10日前には、雪に見舞われてこんな景色だったのが遠い昔のようです。                                レンギョウ、ゆきやなぎも、まるで年に一度の化粧をするかのように花をつけ始めました。桃の花も蕾が開きました。 冬の間、食パンをねだりに来たヒヨドリが姿を見せなくなると、山にはウグイスの鳴き声が聞え始め、雄蛙たちも雌を呼ぶ繁殖の低音の鳴き声を沢に響かせます。 こんなにも素直で、こんなにも無邪気に、春の陽光を楽しみ尽くせるのは、羨ましさを感じるほどです・・・。

金魚を飼おう⑩~ランチュウの成長・9か月目に突入

  ようやく山も桜の季節を迎えている。 昨夏から飼い始めたランチュウたちも無事に越冬して、ひと安心。例年に比べてそれほど寒すぎることもなかったので、冬眠状態にして餌断ちをすることなく、室内の気温の様子を確かめながら2日に一度は少量の餌をやっていた。それでも金魚たちはしたたかに成長を重ね、今や鼻先(?)から尾の先までの前兆が10㎝近くになり、ランチュウらしい肉瘤も大きさを増して、胴回りもデーンと相撲取りのような貫録を漲らせている。 人間なら、そろそろダイエットに悩まなければならないところだが、この種の金魚は太目の方が愛らしいから不思議だ。 昨日、10日振りに金魚の住処の水替えをした。新鮮な水に気分もリフレッシュさせて喜んでいたような気がする。 その様を見て、ついでだからと私自身もリフレッシュしてみようかと決めた。去年の6月から伸ばしたアゴ髭を、いちど暮れの12月25日有馬記念の日に落としたが、それから再度約4か月伸ばしていて、引っ張ると長いところで4cmほどになっていたのだ。最近、どうも聖徳太子とお友達になれないので、せめて真似をするようにアゴ髭を生やして仲間に入れて貰おうかと、無理な笑顔で卑屈ににじり寄ろうとしてみたのだが、桜花賞の結果のように、いい処までにじり寄っても、どうも聖徳太子とは親密なお友達にはなれてはいない。で、それならまた再び気分転換をしてみようかと決めた次第。 ハサミでカットしてからスッキリとシェービング。 何だか若返ったようだ。それに何となくモヤモヤと重く感じていたアゴの辺りが軽くなった。髭もそこそこ重量があったのかと思うと、それも不思議でならなかった。そうさ、また人生の再出発だ。人生なんて何度でもやり直せるに決まってる。タバコだって何度でも止められるじゃないか。うん、そうだ、そうだ・・・。 リフレッシュした別人の顔で金魚盥を覗いてみた。 お気に入りのオランダ獅子頭が近くに寄ってきて尾を広げてくれた。まるで「くじけないでね」と、言われたような気がした。 しばらく、そうまた気が変わるまで、これから毎日髭剃りに励むとしようか・・・。

まさか・・嘘!・・ショボーン・・2017桜花賞・阪神芝1600m

<win>syougikoma シリアや北朝鮮での情勢が不可解であろうと、現職総理ファミリーへの行政の忖度が不愉快な理不尽さに満ち溢れていようとも、あるいは教育勅語が現在の法に反して教育の現場で正当化されようとしていようとも、この桜花賞のソウルスターリングだけは黙って信頼できる存在だと信じ切っていた。 パドックに現われたソウルスターリングは、いかにも気品に満ちて、まさに宝玉の輝きを放っていた。それは他馬を圧する風情としか思えなかった。抜けていたのだ。 週内から、多くの競馬ファンと意を同じくして、私は勝つのはソウルスターリングだと決めていた。2歳牝馬チャンプとなった阪神JFでも、また桜花賞トライアルチューリップ賞でも、ただ1頭次元の違うホームストレッチでの弾ける印象的な脚力を見せつけていた。それもこの桜花賞と同じ阪神の芝1600mの舞台でである。この時点では、疑う方が邪道というしかなかったのだ。 週末から当日にかけて降り注いだ雨が、桜花賞というレースにこれほどまでに影響を及ぼすなどということにも、厳粛な結果が出るまで私自身は考えが及んではいなかった。ソウルスターリングの母にフランスで乗ったこともある騎手ルメールが、血統的にも重馬場は大丈夫と競馬マスコミの取材に答えていたし、ちょっと気懸りだった私も、当日7Rに行われた1000万条件のマイル戦を見て、直線内からスーッと上り35秒3の脚で抜け切って勝った川田アナザープラネットのその勝ち方に、重い馬場の影響は思ったよりは少ないのかも知れないなと安心してしまっていたのだ。まさかソウルスターリング自身が苦にするとは・・・想定外のドラマとしか言えない・・・。 ほぼ絶対の軸馬が決まっていれば、その絶対の牙城に対して、負けを覚悟の上で一瞬のスキを突こうとするのは、やはり経験と実績と勝負度胸を自らに育んだしたたかな騎手だろう。それしかないというのが、第77回桜花賞への私の自己納得できるアプローチだった。 ならば結論は容易に出る。横山典弘、四位洋文、池添謙一、川田将雅を相手に選んだ。今の武豊は、ここ一発勝負よりはキタサンブラックを正攻法で勝たせる騎手だと思い、また好きなローエングリン産駒のフィリーズレビューの勝ち馬カラクレナイは、騎手田辺裕信には魅力はあったがデムーロが乗らなかった

祝2017大阪杯~阪神芝2000m G1昇格

春の古馬戦線。春・天皇賞を頂点にした長距離路線が主流で、芝中距離のビッグレースはなかった。90年代あたりから、大阪杯のG1戦昇格は、秋の天皇賞組を中心に待望する声がずっと囁かれていたのである。同時に、夏の札幌記念も北海道シリーズの祭典とすべきという声も高まっていた。 昨年、ようやく大阪杯がG1昇格となり、中距離馬にとって春の大きな目標が誕生したのである。せめてもとドバイや香港に春の活路を見出していた中距離馬の陣営にとっては、朗報だったのは間違いないだろう。 その最初の大阪杯が昨4月2日に行われた。 お祭り好きの私としても、記念すべき第1回G1大阪杯なら、ズバリ的中の想い出を作りたいものだと意欲を高めながら、そのときを迎えようとしたのである。 GCの最終追い切りを見て、土曜の中山・ダービー卿CTに出走するロジチャリスの気配の良さには敢えて眼をつむり、春3度目の雪に見舞われた土曜は競馬新聞も買わずに我慢して過ごして、じっと大阪杯のことを考え抜いていた。(まあ、本当の理由は財布の中身が薄かったせいもあるのだが・・・) どう考えても、阪神内回り2000m、しかもレースを支配する先行馬武豊キタサンブラック(2016年度代表馬である)が3月5日以来6本の長めの追い切りをこなして出走してくるという条件下では(出走馬はフルゲートにならない14頭だった)、私には、キタサンブラック、ヤマカツエース、マカヒキの3頭立ての競馬としか思えなかった。 ほぼそれでいいと確信すらしていたが、さらにレースまで考え続けようとした。 おそらく逃げるのは、小倉大賞典を逃げ切った武士沢マルターズアポジーだろう。武豊キタサンブラックは、余裕でそれを見ながら自分自身の勝負を賭ける瞬間を虎視眈々と狙いすますに違いない。キタサンブラックの末脚は確かであり、よもやタレルことはない筈だ。 とすれば、レースを支配するキタサンブラックから離された後方を進む馬たちでは、結局は追いつけないのではないか?好位の後方か、少なくとも中団の前のポジションを確保しなければ、キタサンブラックに勝つことは難しい。その意味で、私の推理に誤算があるとすれば、池添ヤマカツエースやルメール・マカヒキが末脚を過信するあまりゆっくりと構えすぎることだろう。でもそのことは、一流騎手なら当然理解の範疇で、仕掛けのタイミングを誤るこ