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1月, 2017の投稿を表示しています

金魚を飼おう⑧~ランチュウの成長・まもなく7か月目

さあ、冬場の金魚だ。 12月の半ばから、いつ冬眠させようかと考えていたが、結局、今となっても関東辺りの太平洋岸一帯はどうやら暖冬気配で、山の中とはいえ盥利用の室内飼育だと、昼間は14℃ほどに気温が上がるから、週に1度の水替えと、2日に一度の餌やりは続けていて、まだ絶食の冬眠状態にはしていない。 写真は、今日の水替えのときに金魚用の小さな水桶に移動させたときに撮ってみた。 痩せてはいないし、順調で健康的なので安心している。春になったら、1匹づつ名前をつけてみるのもいいかも知れない。相撲取りの名か、競走馬の名前からいただこうか。ボクのエアグルーブとか、ボクの大鵬とか、ボクのキタサンブラックとか・・。バカなことを考えている。バカだからだ。うん、そうだ。 背ビレの白いオランダ獅子頭とランチュウさんの揃い踏み。このオランダ獅子頭は寸の詰った好みの形で自慢の仔だ。 ランチュウの頭が、さらに盛り上がってくれると、迫力とある種の優雅さが見えてくるのだが、果たして期待通りになるだろうか・・・。

判官びいき

いったい、何故、どうして、妙に感情がイライラとさせられるのか? 三浦九段が竜王戦挑戦権を強制的に奪われた一連の騒動に関してである。 「第3者委員会」報告書要約抜粋が報じられて、ここ数日どうしてなんだろうと考えていた。 どうやら、「第3者委員会」報告書要約抜粋に記載された調査事実と、10月下旬に「第3者委員会」が動き出した直後から11月半ばまでに竜王本人が書いたブログ記事内容との大きく隔たった内容の落差に、納得できる説明が浮かばないからだと気づかされたのである。たぶん、どちらかに事実を都合よく創作した説明が為されているのだろう。法を知る権威者が集った「第3者委員会」の構成を考えると、説明に抜かりはないはずだ。とすれば、嘆かわしいと言わざるを得ない・・・。そのことがイライラとささくれ立つ感情を生み出すのだろう。 それにしてもだ。私自身は、不肖ながら将棋ソフトがAIとしてどのように進化してきたのか詳しくはないが、想像するに、過去の幾多の棋譜を演繹的に整理統合して進化してきたと思えば、もともとは人の営みの集大成がなければ、ソフトの進化もなかったのではないか?つまりは将棋400年の血と汗が刻まれた棋譜の結晶こそが、土台になっているのである。そこに人はもっと自信を持っていいのではないだろうか?AIは人の手があってこそ進化できるのであり、その進化の土台は人が築き上げたものなのだ。 最先端で進化した同一の将棋ソフトを同一のCPUで闘わせたなら、果たして勝負はつくのだろうか?疲労感もなく淡々と互いに永遠に負けないように指し続けるのだろうか? 人対人の勝負は、肉体的な限界、追い詰められた知力や精神の一瞬の空白が生まれ得るからこそ、ドラマがあり面白いのだ。そのためには、人間の限界に挑む人への敬意や愛情がなければならないだろう。 今回の騒動を、秘密会合から査問委員会と騒ぎ立てた某棋士たちには、おそらく根本的に人への尊厳がなかったと言わざるを得ない。共に動いた常務理事らも同罪である。敬意をもって他者を尊厳することは、翻って言えば、自分自身を尊厳することなのに、その理解が足りなかった。背後に潜んでけしかけた者たちも同様だろう。 2月6日に臨時総会が開かれ、新しい理事2名が選出され、また今回の騒動の「検証委員会」を設置するか否かも検討されると聞く

果たして収束に向かうのか?

この3日間で、事態の収束化が図られたようだ。 1月16日  40枚にも及ぶ「第3者委員会」報告書要約抜粋が将棋連盟HPに掲載。(ただし草案文章に微妙な修正が施されているとの説もある)しかし、連盟が要請依頼した「第3者委員会」の報告書としては、それなりに信頼に足る資料だった。このことは、昨秋に起こった常務理事・一部棋士らによる騒動が、いかに傍若無人の無理筋だったかを証明している。 1月17日  竜王戦就位式の席上、竜王が関与を認めたように、三浦九段、スポンサーへの謝罪を口にした。ただし謝罪を述べた後に、その数倍の量でこれからの決意などを語ったので、昨秋挑戦者交代となった珍事で行われた竜王戦自体の正当化と、その上で自分自身が正しく竜王であることの表明に力点があるとしか思われなかった。これでは上辺だけの謝罪にしかならないと多くのファンに思わせてしまったのは、作戦ミスだったろう。 「読売」の関与や動向は、何一つとして明らかにされることはなかった。   そして1月18日   将棋連盟・谷川浩司会長辞任が発表された。騒ぎの渦中に会長職にあった者としての一つの責任の取り方だった。しかし責任問題を問うなら、まだまだ問われるべき存在がいるというのが、心を痛めた多くの将棋ファンの実感だろう。 かつて升田幸三九段による「陣屋事件」などは、名人の権威は尊ぶべきだと心の何処かで考えた升田幸三自身のひたむきな「将棋愛」があったが(名人を香落ち戦に追い詰めていたのだ)、昨秋の某棋士らによる「スマホカンニング疑惑」騒動には、「第3者委員会報告書」に記されているように疑惑の存在はなく、疑惑の根拠すら主観やイライラとされ、そこには「将棋愛」のかけらすら見られなかった。 さて、三浦九段の棋士復帰初戦(竜王戦1組・対羽生戦)も、また棋士ら連盟正会員による臨時総会も明らかになったが、この流れで、果たして信頼を失った感のある将棋界の騒動は収束してくのだろうか? そのためには、とりあえず清新な会長、裏のない理事たちが、棋士たち自身の手によって選出されるのが、必要十分条件となるだろう。 まあ、私のような部外者は、見守るしかないのだが・・・。でも、見守るのもそれなりのエネルギーが必要となることまで、理解してくれる棋士が、果たしてどれだけいてくれるのかと考えると、確たる答えはなかなか生まれ

初心忘るべからず

昨秋から、ずっと胸に痞えていることがある。 10月半ばに将棋連盟常務会により拙速に処断措置が取られた所謂「三浦九段スマホカンニング疑惑」である。疑惑自体は、その後連盟自身が依頼することになった元検事総長を委員長とする「第3者委員会」によって、昨年末に、 「一部棋士たちによって告発された疑惑は存在しなかった」 「10月12日の常務会による三浦九段への措置はやむを得ないものだった」 「三浦九段の名誉回復に努めるように」 という委員会としての報告がなされ、会長以下常務理事らの減給処分が発表され、谷川会長は三浦九段への謝罪を口にして、連盟としての一応の決着が為された。 しかしそれでも、一度沸き起こったこの胸の痞えは、何も癒されてはこないのは、どういうことだろうか? 連盟のHPや囲碁・将棋チャンネルで、告発した側とされる一部の棋士たちの写真やその姿を眼にする度に、この胸の痞えが不快感を伴って増して行くのはどういうことなのだろうか? おそらくそれは、それなりに権威ある「第3者委員会」の報告があったとしても、そのほとんどの報告内容が秘密に封印され、本当のところで何があったのかという素朴なファンの声が一切無視されている現状にあるのではないのか。これからも将棋や棋士たちを応援したいと心から願うのに、連盟(それもおそらく会長以下数人の常務理事を守るためだけ)の都合の良い部分発表で解れという高圧的な対応では、瞬時に情報が様々に行き渡る現代のファンを納得させることなどできはしない。 そもそも陰湿な村八分的排除を狙った三浦九段への虐めではないのか?だとしたら何故そんな事態が起こったのか?誰が首謀・主導したのか?誰が処分措置に関して(すでに第3者委員会によってスマホカンニング行為はなかったと断定されている)リード役を担ったのか?それには、本来的な大義があったのか、なかったのか?査問時に、竜王戦は中止になったとの常務理事による虚偽発言はあったのか、なかったのか?常務会以前の10月8日の週刊誌記者へのメールに象徴されるような世論の情報誘導のための某棋士と記者の癒着はあったのか、なかったのか?タイトル戦スポンサーへの気配りは、そのスポンサーを支える将棋ファンの気持ちをないがしろにするものであってもいいのか否か?挑戦者変更に関わるスポンサー読売の暗躍や圧力はあったのか

初苦笑い~金杯で乾杯

さあ、暮れの有馬記念以来の2017年JRA競馬開幕。今は例年1月5日の中山芝2000m、京都芝1600mの東西金杯がオープ二ング重賞である。 年末に、京都で菊花賞でも応援したエアスピネルが出走することを知り、また中山でも前走ディセンバーSでスタートで躓いて5着だったクラリティスカイやそのときの勝ち馬ツクバアズマオーが出走することを知り、私自身の有馬記念敗退にじっと耐えながらこの日を待っていたのである。 なんと・・・。 競走馬は、それなりの素質を見抜いて応援し続けていれば、故障などのアクシデントがない限り、必ずいつか応援する者の期待に応えてくれるものである。 そう思いつつ、なけなしの予算をはたいて、中山金杯は、田辺クラリティスカイと吉田豊ツクバアズマオー、パドックを見てこれからさらに伸びしろがありそうな川田ストロングタイタンの馬連ボックス3点、京都金杯は、勿論菊花賞でも好走した武豊エアスピネルから、フォーリ・フィエロ、デムーロ・アストラエンブレム、横山典ミッキージョイ、念のため福永ブラックスピネルと4点に流した馬連にしたのが最終結論だった。 午後1時過ぎから出馬表を熱心に眺めて出した結論なので、相当に体力の消耗で疲れ果てたが、人知れぬそんな努力も、いつかは報われるものなのだろう。私としては、東西とも軸馬が決まっていたので、もう少し絞りたかったのだが、現況では念のためここまでで我慢した。(絶好調のときなら閃いてさらに絞りきれたのだが、今はもうひとつ波に乗り切れていないのが判っている) それでもなんと・・・。 東西の金杯共に、4コーナーから直線を安心して観ていられた。 中山は、ツクバアズマオーとクラリティスカイの一騎打ちだったし、京都はエアスピネルを追いかけられたのは、念のために押さえたブラックスピネルとフィエロだったのである。スピネル同士の決着だと面白いかもと、ふと心に沸いたイメージがその通りになるのだから、不思議なものだ。 負けたくないし負けられないと、集中力を発揮して疲れ果てた午後4時過ぎにGCの放送をオフにして、自分でミニ勝つ丼と冷たいトロロ蕎麦を用意して、いつものウィスキーをショットグラスで5杯。意識朦朧になって朝まで熟睡した。 文字通り、金杯で乾杯。 昨秋の1着3着病をほんの少し補填できただけでも、私には嬉しい限り

金魚を飼おう⑦~ランチュウの成長6か月目

ランチュウを飼い始めて6ヶ月目に突入。年も明けて、めでたいことだ。 室内でたらい桶スタイルの飼育を始めてからは、いかにも順調に成長している。週に一度のフィルターの綿の交換と水替えの手間はあるが、成長振りを眺めていると苦にはならない。 まだ昼から午後にかけては水温が上がるので、それに合わせて日に一度だけは、5分ほどで食べきれる残さない量の餌もやっている。絶食冬眠状態にするのは、もう少し先の冬本番になった頃となるだろう。 それにしてもどっしりとした優雅な腹回りだ。人間だとここまで見事に張った腹周りは好みではないのだが、金魚だと別の感覚になるのが不思議だ。 金魚の命も、決して粗末にしてはならないと考えながら、今日もたらい桶の中を日に数度は覗いている。

2017 元旦 ~明けましておめでとうございます

2017年 元旦。酉年です。明けましておめでとうございます。 もうひとつ齢を重ねられたことを、お喜び申し上げます。 愚人長寿、美人薄命、厚顔無恥・・・などと、世の中にはいろんな言葉がありますが、はっきりとして言えることは、世に粗末にしていい命はありません。昨2016年は、国の内外で、尊い命を粗末にする動きが続いていました。無念です。 しかし、驕れる者久しからず。蟻の一穴で奮闘すべく、またこの1年を過ごしていきたいと祈念しております。 本年もよろしくお願いします。